
2011年10月27日
第20回 「遠邇篆会篆刻展」
今年もクリエート浜松で「遠邇篆会篆刻展」が開かれます。
今年は20回目、篆刻に興味のある方もない方も、
是非足を運んでいただけたらと思います。
今年は20回目、篆刻に興味のある方もない方も、
是非足を運んでいただけたらと思います。

平成23年 11月1日㈫~6日㈰
午前9時30分から午後5時30分まで
1日は正午から、6日は午後4時までとなります。
クリエート浜松3F35号展示室
午前9時30分から午後5時30分まで
1日は正午から、6日は午後4時までとなります。
クリエート浜松3F35号展示室
タグ :遠邇篆会篆刻展
2010年05月16日
篆刻講習 10
・・・・最終回です。彫りあがった作品を捺印します。・・・・
印影
写真は「蚕起食桑」 朱文、七十二候の一つで、蚕が起きて桑を食べ始める、という意味です。

下段の六印は右三印は魏の官職印。上二印は鋳印、下一印は鑿印。
左三印は朱門掲載印。「朱門」とは蒼岳発行の研究紙。(月刊)

蒼岳著「篆刻教本」より
2010年05月16日
篆刻講習 9
・・・・今回は、いよいよ彫りの段階です。・・・・
彫り
彫りは篆刻台に印材を固定させ彫る。
写真のように刀を前進させる方法と手前に引く方法がある。両方を駆使して、二ミリか三ミリづつ彫り進む。手を篆刻台に添えて、手を浮かさないこと。
蒼岳著「篆刻教本」より
2010年05月16日
篆刻講習 8
・・・・印稿をもとに文字を印面に書き込んでいく作業です。・・・・
布字
いよいよ印面に出来上がった印稿を書き入れてゆく。逆文字を丁寧に入れる。この作業を布字という。
ここで時間をかけるか否かで作品の仕上がりが変わってくる。時間をかけること幾日のこともある。
印面に朱を塗り、墨で書き、朱で修正して納得のいくまで行う。印面に墨を塗り朱で文字を書く方法を正とするもあるが、どちらでも良い。
蒼岳著「篆刻教本」より
2010年05月16日
篆刻講習 7
・・・・文字をどのように入れるか、原稿を作り構想を練ります。・・・・
印稿
印面に書き入れる前の原稿作り、構想を練る。別稿のように幾つもいくつも試行することで、錬度の高い作品をつくることができる。
印稿は次のように書く。1は姓名、2は雅号、3は回文の順。
印文が姓名であれば1、雅号であれば2の様な順で文字を書いて原稿作りをする。

この時点で朱文に彫るか、白文で彫るかを決める。
下のように自分で納得できるまで推敲する。幾つかを書いて、形、文字の誤りはないかを調べる。
自分のイメージに合わせて印稿を書く。

蒼岳著「篆刻教本」より
2010年05月16日
篆刻講習 6
・・・・今回は彫ろうとする文字選びについてです。・・・・
選文・選字
彫ろうとする文字の選定。普通 姓名または雅号。吉祥文。
選文した文字の篆書を調べ、記録する。文字は甲骨文・金文・小篆・印篆他。
図版は「篆刻字林」の部首、金部を出してあるが、上から小篆・古文・金文・印篆の順になっていて、選字する時に各欄の内から選ぶとよい、文字は時代順になっている。この辞書は時代別に掲載して、簡便さが特徴である。一印中の文字の年代統一は重要な作業の一つで、極端な年代違いは陳腐な作品の出来を招くことになる。
文字の選字ができた段階で印稿デッサンに進む。

蒼岳著「篆刻教本」より
2010年04月23日
篆刻講習 5
・・・・いよいよ作業工程に入ります。まずは、印面の調整についてです。・・・・
印材と印面の調整
印材を決めて、印面を平らにする。水ペーパーで行う。
この作業は作品の出来不出来に影響する。できた印面に朱もしくは墨を塗る。
蒼岳著「篆刻教本」より
2010年04月18日
篆刻講習 4
・・・・今回は、篆刻に使用する印材についてです・・・・
印材
今回の講習会には「青田石」の二センチ角を使用するが印材を語れば、一日を費やすほど奥の深いものである。それは又後日とする。
蒼岳著「篆刻教本」より
2010年04月13日
篆刻講習 3
・・・・今回は篆刻をする際に用いる篆書の辞典についてです。・・・・
篆書辞典
篆刻字林・古籀彙編 その他篆書の辞典。最近は篆書に関する辞書が氾濫しているが、著者、出版社に注意することが肝要。
蒼岳著「篆刻教本」より
2010年04月12日
篆刻講習 2
・・・・今回は、篆刻に用いる工具の紹介です・・・・
工具
●篆刻台 1台
●硯 (朱・墨用) 2面
●朱墨 1個
●墨 1個
●筆 (朱・墨) 2本
●刀 1本
●印泥 ●印矩 ●ブラシ ●下敷 ●水ペーパー
●手鏡 ●半紙 ●布タオル 等
蒼岳著「篆刻教本」より
2010年04月10日
篆刻講習 1
・・・・今回は、篆刻とは何か、篆刻の歴史について、簡単にご紹介します・・・・
はじめに
篆刻は、中国明朝末期にはじまり、清朝末期の動乱の最中に、隆盛を極めた芸術である。
尤も中国には、古く五千年の歴史を持つ印章文化があり、木簡・竹簡の時代に、印章はすでに権力の象徴としてその座を占めていた。印章なくしては政治権力が動くことのできない時代が築かれて、周・秦・漢に云った。
特に漢代を中心に印式の制度ができ、官職印の使用が行われた。官職印は方形で金・銀・青銅等で作られ、彫られている文字は篆文であった。篆文とは時代的背景、地域的背景の中で変遷し発展した大篆、小篆がそれである。大篆とは、甲骨文・金文・籀文を網羅した総称である。
さて篆刻とは、おもに石印材に文字を彫ることを言う。文字は篆書(小篆・印篆)を主とし、印材はすべて中国に産する石を使用する。稀に木印材等もある。石印材の産地は中国福建省寿山県、寿山坑。浙江省青田県、青田坑に産するものを中心に、最近はモンゴル地方からも産出している。美石は黄金と同じ値、それ以上のものもある。この美石の発見で篆刻が始まったと言っても過言ではない。明朝末期に文人たちの美意識の中から芽生え、清朝で発展し、清朝末期、特に上海・杭州を中心に行われ、混乱の最中、頂点に達した芸術である。その時期に同じ文字文化を持つ日本に伝播し、日本・中国ともに発展した。

はじめに
篆刻は、中国明朝末期にはじまり、清朝末期の動乱の最中に、隆盛を極めた芸術である。
尤も中国には、古く五千年の歴史を持つ印章文化があり、木簡・竹簡の時代に、印章はすでに権力の象徴としてその座を占めていた。印章なくしては政治権力が動くことのできない時代が築かれて、周・秦・漢に云った。
特に漢代を中心に印式の制度ができ、官職印の使用が行われた。官職印は方形で金・銀・青銅等で作られ、彫られている文字は篆文であった。篆文とは時代的背景、地域的背景の中で変遷し発展した大篆、小篆がそれである。大篆とは、甲骨文・金文・籀文を網羅した総称である。
さて篆刻とは、おもに石印材に文字を彫ることを言う。文字は篆書(小篆・印篆)を主とし、印材はすべて中国に産する石を使用する。稀に木印材等もある。石印材の産地は中国福建省寿山県、寿山坑。浙江省青田県、青田坑に産するものを中心に、最近はモンゴル地方からも産出している。美石は黄金と同じ値、それ以上のものもある。この美石の発見で篆刻が始まったと言っても過言ではない。明朝末期に文人たちの美意識の中から芽生え、清朝で発展し、清朝末期、特に上海・杭州を中心に行われ、混乱の最中、頂点に達した芸術である。その時期に同じ文字文化を持つ日本に伝播し、日本・中国ともに発展した。

蒼岳著「篆刻教本」より
2010年04月09日
篆刻教本

これは昨年、篆刻の講習会で講師をつとめたおり、用いたテキストです。(蒼岳著)
篆刻とは何か、用いる工具、作品作りのノウハウを簡単にまとめています。
何回かに分けて、内容を少しずつご紹介したいと思います。
2010年04月09日
前言
前言
篆刻は篆書を媒体として、書表現をする芸術であり、篆書の学習なくして成立しない芸術でもあります。
広義には、印章以外、最近刻字と称されているものも篆刻の範疇であります。
今日言われている篆刻は狭義の印章、つまり石印材に治印することを篆刻と称しております。
篆刻の表現方法は間接的であり、毛筆における表現は直接的で自己の感性を瞬時に表現します。
篆刻は書の世界でありながら、章法には数時間、数日、数ヶ月を費やすこともあります。
刀法も又、毛筆表現と同じく瞬時に表現することが望ましいが、物理的に不可能であり、時間的持続性に耐え る能力が要求されます。このように時間的持続的一貫性は工芸的要素も含まれた芸術であります。
蒼岳

篆刻は篆書を媒体として、書表現をする芸術であり、篆書の学習なくして成立しない芸術でもあります。
広義には、印章以外、最近刻字と称されているものも篆刻の範疇であります。
今日言われている篆刻は狭義の印章、つまり石印材に治印することを篆刻と称しております。
篆刻の表現方法は間接的であり、毛筆における表現は直接的で自己の感性を瞬時に表現します。
篆刻は書の世界でありながら、章法には数時間、数日、数ヶ月を費やすこともあります。
刀法も又、毛筆表現と同じく瞬時に表現することが望ましいが、物理的に不可能であり、時間的持続性に耐え る能力が要求されます。このように時間的持続的一貫性は工芸的要素も含まれた芸術であります。
蒼岳

駒形蒼岳
日本篆刻家協会名誉理事
書法篆刻研究 篆社々人
篆刻研究 遠邇篆会
1997年版 芸術新聞社
現代日本篆刻名家100人印集 掲載
2008年版 芸術新聞社
現代日本百人印集 掲載
日本篆刻家協会名誉理事
書法篆刻研究 篆社々人
篆刻研究 遠邇篆会
1997年版 芸術新聞社
現代日本篆刻名家100人印集 掲載
2008年版 芸術新聞社
現代日本百人印集 掲載





